インターネット回線速度比較|主要サービスの実測と理論値を徹底解説【2025年版】

インターネット回線

回線の「速さ」は 理論値実測値、さらに 遅延(Ping)・ジッター・パケットロス まで含めて見ないと本当の快適さは分かりません。
本記事では光回線/ホームルーター/ポケットWi-Fiの実測傾向と、用途別の体感に直結する数値を軸に比較します。

速度の見方と測定条件(重要)

指標の定義

  • 下り/上り速度(Mbps):ダウンロード/アップロードのデータ転送速度。動画視聴は下り、クラウド保存や配信は上りも重要。
  • 遅延(Ping, ms):応答の速さ。ビデオ会議やゲームの体感に直結。
  • ジッター(ms):遅延の揺らぎ。大きいと会議の音声がブツ切れに。
  • パケットロス(%):欠損率。0.1%未満が理想。

測定条件(本記事の前提)

  • 時間帯昼(12–14時)夜(20–23時) を比較。混雑影響を見るため夜を重視。
  • 接続方法:可能な限り 有線(LAN) を基準。Wi-Fiは規格(Wi-Fi 5/6/6E)・電波環境で大きく変動。
  • 方式差:光回線は IPoE(IPv6)(v6プラス/OCNバーチャルコネクト/Transix 等)前提、PPPoEは混雑で低下しやすい。
  • 端末/ルーター:CPU性能・LAN/Wi-Fi規格で頭打ちになるため、1Gbps回線なら有線1GbE以上が必須。
  • 地域差:局舎・エリア混雑でブレが出るため、数値は「代表的な傾向」として扱う。
用途別・快適に使える目安(参考)
用途 下り 上り 遅延 ジッター/ロス
Web/SNS/メール 10Mbps+ 1Mbps+ 50ms以下 小/0.5%未満
動画視聴(HD/4K) 20/50Mbps+ 5Mbps+ 60ms以下 小/0.3%未満
ビデオ会議(HD) 25Mbps+ 10Mbps+ 50ms以下 小/0.3%未満
オンラインゲーム 30Mbps+ 30Mbps+ 30ms以下 小/0.1%未満
大量アップロード(配信/仕事) 100Mbps+ 50–100Mbps+ 40ms以下 小/0.1%未満

目安は端末・宅内LAN・ルーター・Wi-Fi環境で上下します。特に夜の混雑時間帯とWi-Fi干渉がボトルネックになりがちです。

主要サービスの速度比較表

ここでは光回線・ホームルーター・ポケットWi-Fiの代表サービスを取り上げ、
理論値・昼/夜の実測傾向をまとめました。
実測はユーザー計測データをベースにした目安値です。

主要サービスの速度比較(理論値と実測)
サービス 種類 最大速度
(理論値)
昼(Mbps) 夜(Mbps) 傾向
ドコモ光 光回線 1〜10Gbps 200〜600 180〜500 v6プラス利用で安定。全国的に実測は高速。
auひかり 光回線 1〜10Gbps 250〜700 220〜600 独自回線で混雑に強い。夜も速度落ちにくい。
ビッグローブ光 光回線 1Gbps 180〜400 150〜350 集合住宅で変動大。戸建ては比較的安定。
home 5G ホームルーター 〜4.2Gbps 80〜200 60〜150 ドコモ5Gエリアで安定。混雑時間は低下。
SoftBank Air ホームルーター 〜2.1Gbps 50〜120 40〜100 設置環境で差。夜は混雑影響を受けやすい。
GMO WiMAX ポケットWi-Fi 〜2.7Gbps 40〜120 30〜100 屋外・移動時でも利用可。夜間はやや低下。
モンスター
モバイル
ポケットWi-Fi 〜150Mbps 15〜40 10〜30 クラウドSIM型で速度は控えめ。コスパ重視。
ギアWiFi ポケットWi-Fi 〜150Mbps 15〜35 10〜25 海外でも利用可。日常用途向き。

光回線は有線LAN接続時のデータを基準にしています。
ホームルーター・ポケットWi-Fiはエリアや建物環境で大きく変動する点に注意しましょう。

タイプ別の傾向と注意点

光回線の傾向

光回線は常に最も安定した高速通信を提供します。
v6プラス(IPv6 IPoE)を利用すれば混雑時間帯でも安定しやすく、オンラインゲームやリモートワークに最適です。
ただし工事が必要で、開通までに2週間〜1ヶ月以上かかることもあります。

  • 実測速度は昼夜とも200〜600Mbps以上が一般的
  • マンションタイプは配線方式(VDSLだと最大100Mbps)に注意
  • ルーター性能・LAN規格がボトルネックになりやすい

ホームルーターの傾向

工事不要で即日利用できるのが最大のメリット。
5G対応エリアでは100〜200Mbps超の速度も出ますが、夜間は半分以下に低下することもあります。
電波状況に左右されやすく、特に鉄筋コンクリート住宅や窓際から離れた設置では速度低下が顕著です。

  • home 5Gはドコモ回線で安定、郊外や地方でも比較的強い
  • SoftBank Airはエリア次第で速度が大きく変動
  • 外出利用は不可。あくまで「工事不要の自宅回線」として位置づけ

ポケットWi-Fiの傾向

モバイルルーター型は外出先でも使える自由度が魅力。
WiMAX系(GMOとくとくBB WiMAX)は比較的高速で、実測30〜100Mbpsを確保可能。
一方、クラウドSIM型(モンスターモバイル/ギアWiFi)はコスパ良好ですが速度は控えめ(10〜40Mbps程度)。

  • 地下・ビル内・移動中などは不安定になりやすい
  • 通信量が一定を超えると速度制限(数Mbps以下)がかかる場合あり
  • メイン回線よりもサブ回線・出張や旅行用として相性が良い

用途別の最適回線

高速・安定を最優先(在宅勤務・ゲーム・動画配信)

速度・安定性を最重視するなら光回線一択です。
オンラインゲームや大容量データの送受信も安心。マンションでは配線方式も確認しましょう。

ドコモ光公式サイトを確認
auひかり公式サイトを確認

工事不要・すぐ使いたい(引っ越し直後・賃貸)

ホームルーターは工事不要で設置も簡単。
引っ越しが多い人や賃貸で工事が難しい人に最適です。

home 5G公式サイトを確認
SoftBank Air公式サイトを確認

外出・旅行でもネットを使いたい

ポケットWi-Fiなら持ち運び自由で、ノートPCやタブレット利用に便利。
サブ回線として契約するのもおすすめです。

GMOとくとくBB WiMAX公式サイトを確認
モンスターモバイル公式サイトを確認
ギアWiFi公式サイトを確認

まとめ

  • 速度を重視するなら光回線、利便性ならホームルーターやポケットWi-Fi
  • 昼夜の混雑時間帯で実測値が大きく変わる点に注意。
  • 用途別に最適な回線を選ぶことでストレスのない通信環境を実現できます。
  • 申込み前には公式サイトのキャンペーン情報を必ず確認しましょう。


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